2st down
あの金髪にあってから、3日後・・・
ソイツのことなんか半分くらい忘れて、再び泥門高校、門前に訪れた俺。
今日が俺の転校初日だ。
ちなみに、この区内に高校なんてたくさんあるのに、なんでこの高校にしたのかと言うとさー、
校風が自由だから。
他に理由なんてナシ。
まぁ、賊学にしようか迷ったんだけどね。
賊学なら、自由だし、友達割といるし。
まぁ、そうしなかったのは、過保護な兄ちゃんがうるさくてさー。
「お願いだから賊学だけはやめて!たのむ、不良になんてならないでくれ!」って泣きながら懇願してきたの。
いやー、そう言われるとさすがに入るとは言えないわけでねぇ。
泥門にしちゃった、と。
・・・・・・・それで最近よく考えるんだけどさ、
断れない俺ってブラコンなのかな?
・・・いや、まぁ、別にどうでも良いんだけどね、
ただ兄貴を大切に思ってるだけだしね、うん。
おっと、話がそれた。
神龍寺とかだと、そう言うのにうるさいじゃん。
特に俺は金髪(地毛なんだけどね)で派手だから、目ぇ付けられやすいわけ。
ドレットは良いのに、なんで俺はダメなんだ・・・。
別に神龍寺に行きたかったわけじゃないから、良いんだけどね。
て、言うかむしろ逆。
来いって言われたとしても、謹んでお断りしたい。
某ドレットとなんて会いたくもない。
そんなことを考えつつ職員室に向かう俺。
・・・今度は迷わずにたどり着いた。
□ □ □
「知っているヤツもいると思うが、今日、この学校に転校生が来た。みんな、テキトーに仲良くしてやってくれ。―――入れ、」
クラスの担任が俺を呼ぶ。
てか、テキトーに仲良くって何よ。
テキトーって・・・、教師がそんでいいのか・・・?
せめて、漢字で「適当」にしろ(そう言う次元の問題じゃない)
教師の言葉について頭の隅で考えつつ、俺は教室に入る。
「じゃあ、。簡単に自己紹介でもしてくれ」
教師にそう言われ、俺は自己紹介を開始する。
「 っす。性別はよく間違えられるけど男です。甘い物が大好きなんでお菓子かなんか持ってたら、恵んで下さ〜い!」
思ったことをそのまま自己紹介という形で言ってみる。
いや、真面目にお菓子好きなの。
3日間でこの辺の店は全て食べ尽くしたと思う。(ぇ)
そんくらい好きだ。
それにさ、なんか女子とか恵んでくれそうじゃん?(アメリカでそう言う経験有り)
共通の話題とか持つと、会話も進むしさ〜。
・・・・・・・・・・・別に、俺はタラシって訳じゃねぇよ?
ただ純粋にお菓子を愛するだけだ。
・・・と、違う世界に逝きかけてた・・・。
まぁ、自己紹介(になってないかも)はこれでOKっしょ。
「・・・と、言うことだ。の席は・・姉崎の隣だ。姉崎、手を挙げてに合図してやれ」
姉崎と言われた女子が手を挙げる。
うおぉぉ〜!!
めちゃくちゃ別嬪さん!!(死語?)
こんな子の隣に座っちゃって良いの、俺!?
とりあえず席に着く。
あ。
まず自己紹介位しなくちゃ。隣なんだし。
「えっと、姉崎さんだっけ?お隣さんっつー事で、これから宜しく!」
「君よね?宜しく。」
姉崎さんがにこりと笑いながら言った。
それにつられて俺も笑う。
転校初日。出だしは、まずまずのようだ。
後書き
アイシ夢小説2話目。
またしても短いです。
どうやら、棕櫚はこの長さが限界みたいです。
さんの性格がだんだん変わってきているのは気のせいじゃありません(ぇ)
それに、話を速く進めようとしているため、内容がスカスカです。
この調子で連載していきますが、どうか皆さん、見捨てないで下さい!(涙)
06.02.02